全部、抱きしめて
まるで彼氏に束縛されているようだ。
だけど、あたしは嬉しかったんだ。

束縛されているような行為が。
だから、あたしの答えはすぐに出てしまった。

「長谷部さんとの約束をキャンセルします」

「そう」

大瀬良さんは、クールな表情で相槌を打った。

この人はあたしをどうしたいんだろう?
支配したいの?
振り回したいの?

あたしはどっぷりと洗脳されてるような気がしてならない。

ますます、あたしたちの関係が何なのか分からなくなってしまった。



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