ルージュのキスは恋の始まり
 すると、彼女は自分からためらいがちに触れてきた。

「・・・柔らかい」

「百合ちゃんにしか触らせないから、百合ちゃんも俺以外の男には触れないでね」

 にっこり笑って百合ちゃんの頬にキスすると、脇坂さんがすごい勢いでドアを開けて入ってきた。

「「あっ‼」」

 百合ちゃんと脇坂さんが固まる。

「大河~、お前何してんだ!CMだって勝手な真似して、また社長に怒られるぞ!」

「渡米前に愛を確かめてたんですよ。ね、百合ちゃん?」

「・・・・もう、大河さん!」

 百合ちゃんが顔を真っ赤にして怒る。

「やっぱり、お前達ってそういう関係なのか?」

「熱愛中です。マスコミには適当に言っといて下さい。社長にも。俺達明後日には渡米するんで、後よろしく」
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