私は幸矢様のメイドです!
すると日和の目元に涙が溜まっていく。


「こらこら、泣くな。そんなにすぐ泣いてたら、本当に泣きたい時に泣けなくなるぞ?」


「そうですね…」


急いで涙を拭う日和。


「いい子だ。」


頭を撫でる。撫でられている日和は小動物のように喜んでいる。普通の子供がしてもらえて当たり前のことを日和は求めることができなかったんだ…


「幸矢さん、今ここで決めてもいいですか?」


「いいのか?そんなに早くて。時間ならまだまだあるし、もっとゆっくり考えても…」


「いいんです、これが私の意志ですから!働きます、このお屋敷で。もちろん今は学生としての義務を果たします。私が16歳になったらここでメイドとして働かせてください!」


笑顔が眩しいってきっとこのことだ。


「いいんだな?それで。」

「もちろんです!…あと一つだけ望むなら…」


日和は顔をうつむける。髪の間から見えた頬が少し赤いような気がした。


「ん?」

「幸矢さんの…その…専属のメイドにしていただけませんか?」


飼い主の帰りを待つ子犬のような…可愛い…
専属か~それも悪くないかもしれない。

< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

秘密の歌は俺へのエール
alto345/著

総文字数/11,465

恋愛(純愛)27ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
高校2年の白河 夏日(しらかわ なつひ)は、 素性一切未公開の謎のシンガーソングライター 『雨音』として全国の人々を魅了する 歌姫。 とにかく天然そのもので、モテる。 そんな夏日を雨音と知らず好きになった、 緒方 星都(おがた せいと)は甲子園を目指す 野球少年。 星都も夏日と同じくらいモテる。 そんな二人の恋は星都の片思いから始まった… 美少女&美少年をかいてみたかったのです(汗

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop