さよならを乗り越えた幸せ


あたしと凌ちゃんは約1年付き合ってたけど別れた

凌ちゃんが元彼女に告白され「好きな奴おるけごめん」って断ってた

でも何となくだけど迷っているようにも見えてあたしから別れを切り出したんだ

怖かった

あたしを捨てて元彼女のとこへ行っちゃうんじゃないかって。

凌ちゃんは「別れたくない」ってあたしの腕を掴んだけどあたしは「好きな人ができたから」って冷たく言い放って凌ちゃんに背を向けた

逃げたのはあたし。
失うのが怖くて自分から手放した


涙で前が見えないのにあたしはただ歩いた

途中で後ろを振り返ると寂しそうな背中でトボトボ歩いてる凌ちゃんが見えてもう戻れないんだってもっと泣いた

曖華はあたしを怒ったけど一緒に泣いてくれた

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