カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
「帯刀部長、頼りにしていますよ」


わが社の商品開発室は自社の製品開発は勿論、同業他社との医薬品、健康食品のタイアップによる製品開発、受託加工の為の研究開発にも取り組んでいる。


その開発室の中枢に立つのが清水チーフ。


横浜国立大理工学部を卒業後、わが社に就職。


多くの自社製品や他社の製品開発も手掛けてるいるが、清水チーフは人見知りが激しく、人前に立つプレゼンは大の苦手。


「これが試作品の資料です。帯刀部長」

清水チーフの代役で、俺がプレゼンをしていた。
普段オフィスでは無口で淡々と仕事をこなしているが、決して人見知りするタイプじゃない。

女性との駆け引きが苦手なだけ。
人前で話すのだって苦にならない。俺の売り込んだ製品が商品化され、売れ筋になれば万々歳だ。
最近のヒット商品はこの『エナジードリンク』




「わかった。早々にプレゼン準備を進めるよ。清水チーフ」


「俺はこれで失礼します」


「ああ」


俺と清水チーフは社内でも強力なタッグだった。






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