この恋、大丈夫?




時刻は夜の9時30分。
亜衣も亜依架も眠っている。


「鳴瀬、まだ起きてたんだ。」


2人を寝かせた榛原くんは、リビングにやってきた。


「……。」


「…しゃべってくれねぇの?
いいじゃん、俺らだけだし。

もしかして、俺のこと、まだ怖い?」


「……別に怖くない…。」


「やっとしゃべった。

なぁ、声聞かせろよ。
俺らだけのときだけでいいから。

てか、俺らだけのときにしろ。」



< 35 / 116 >

この作品をシェア

pagetop