恋人じゃないと思われる。

1年D組が将太くんのクラス。
私のクラスは1年A組。
離れてるっちゃ、離れてるなあ


「あ!美紅見っけ~え!」

ポンポンっと肩を叩かれ思わず
震えてしまう。

「....唐沢~!!」

「へへ、今日も生徒会なの~?」

「そうなの!帰りロマン寄ってこ!待ってて~!」

「まっかせなさ~い」

唐沢とは、唐沢 瑞樹の事。
私の良き理解者!

「じゃあ、行くね!待ってて!」

「うん、頑張ってね!」

唐沢とバイバイして、生徒会室へ向かった。
ガラガラッと生徒会室の扉を開けると
"噂のあの人"がいて、私の事を目で捉えた。


高まってしまった感情が
心臓をドクンと揺らす。





不覚にも思った、かっこいいの言葉


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