Flicken Geist
ゴーストが身を隠している執務机に、尚も発砲するガイスト。

「何故貴様がお袋の事を知っているっ?」

「同じ傭兵だ。幾つも戦場を渡り歩いていれば、顔を合わせる事もある」

「それだけじゃないだろう!」

弾倉が空になるまでフルオートで発砲した後、ガイストは吠えた。

…違和感はあったのだ。

似たような経歴、似たような位置付け、だがそれだけではない。

同じバンダナ、同じ面影。

ガイスト本人は知らないが、コートニーもガイストに対して、ゴーストの姿をだぶらせていた。

「ゴースト…お前一体何者だ?」

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