二片恋
「足音…遠くなったね」



そうだ…
誰か来るってドキドキしてたのに、いつの間にか違うドキドキに変わってた…。




私は恥ずかしくて立ち上がり、窓の外に顔を出した。


ふぅ~と一息つくと、あることを思い出した。



「あ、あの!私先に行きますね!もうすぐ授業終わりますし。
ありがとうございました!」



私は一礼して、さっきご飯を食べていたベンチに向かった。
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