二片恋
その道中、女子3人で歩きながら私の話になった。



今日あった事。

私にとって、いっぱいありすぎて話しきれない。



峰先輩と城崎先輩。


全く正反対な彼等。
けど、2人にドキドキしてしまう。



こんな思い、味わった事無くて自分でもどう話したらいいか分からない。




不器用に話すと、2人は笑った。
「それ、誰でもドキドキするって!」



「けど、もう高校生になったんだしさぁ!恋しようよ!峰先輩には彼女いるみたいだけど。」
と、七海が私の頭をポンポンと叩いた。



「そうだぞ!私、西城くん好きなんだよね」



えっ?
急な暴露。


きっと、ちえちゃんも誰かに話したかったんだ。



「ちょっと!!俺も話し混ぜて!」
そう、ウキウキ顔で寄ってくる城崎先輩。
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