他人と身内と
SK
今、世界にはある組織が動いていた。


組織の名前は「SK」


「S(殺人)K(協力)部隊」の略である。


殺人専門の組織でありながら、その顔を出すことはなく、真夜中にしか動かない特殊部隊。


昼間は普通の人間とほぼ変わらない生活をし日々を過ごしている。


SKのメンバーは少ないが一人一人の腕、身体能力、全体のチームワークは右に出る者はなかった。


そのため、「SK対処部隊」という特殊部隊ができた。


SK対処部隊はSKだけを狙った部隊であり、つまりSKの敵。


SKの殺人目的はSK対処部隊に向けられていた。


敵対する2つの組織だが、もしかしたら昼間は仲の良い友達かもしれない。


それか全くの知らない赤の他人かもしれない。


しかし、そんなことは真夜中になると全くの無縁になってしまう。


知り合いだろうが赤の他人だろうがなりふり構わず殺す。


それが「敵」というものだ。
< 1 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop