ナイトは××...☆
*プロローグ*

どうしてこの世には
『恋愛』
というものが存在するのだろう??


人と人とが出会い
幾度か交流を重ねるうち
次第にある感情が芽生えてくる

『好き』

一度感情が芽生えると
そこからもう抑えがきかない程に溢れ出す



そして相手に打ち明ける
どう受け止めるかは相手次第だけど
受け止めてもらえなかった時のダメージは
何よりも、重く、苦しい....




そんな思いをするくらいなら
もう『恋愛』なんてしない


そう決意して今まで生きてきた

..6年前のあの日から...







時が経てば気持ちにも変化があるんじゃないかと思ったけど
意外にもその決意はブレなかった

なぜなら私には他に打ち込めるものがある

『恋愛』よりも打ち込めるもの

それは..『仕事』

『仕事』というよりも、私の場合、『夢』という表現が合ってるかも




いろんな職業がある中で私は『声優』という職業を選んだ

声を武器にして
何人ものキャラクターを演じることは
やりがいもあるし、何より楽しい



だから、決意もブレなかったのかも知れない


『声優』としてはまだまだ駆け出し中の身だけど
いつか日の目を浴びるその日までは
『恋愛』はしない






....そう、思っていたのに...






まさか、アイツと6年振りに再会するなんて
この時の私は夢にも思わなかった...
< 1 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop