SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
その中で、君は産まれたての赤ん坊の様に笑う。


透明な朝露が、葉からぼとりと落ちる。


その様子を見ながら君は、

『撮って撮って』

と、俺がカメラを構えるのをねだっている。




この時間、太陽の光は斜めに差し、
一瞬一瞬で、風景は表情を変える。


君には、朝の白い光が一番似合う。


俺は、ファインダーを覗きながら、君の無邪気な笑顔をとらえる。

純粋で、無垢な心のまま育った君。


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