青春時代!



「....藤田道 のこと、知らない?」



目をキリッとさして雷が声を出す



でも肩は少し震えてます。



「藤田....って、ああ、マネージャーの....」


めっちゃクールに反応した一人目


それに、ほかのみんなも振り返る


「た、高橋....っ!?///」


たけ、分かり易いな....



「なになに、たけ 知り合い〜?って、高橋じゃん」


マスクで表情分かんないけど....

雷の知り合い??


コソッ「雷、だ、だれ?」

コソッ「お、同じクラスの市原彪(いちはら あや)と、たけ....。」



名前、かっこいい....彪とか。


「あ、糸乃 じゃん。」

ラケットを卓球台に置いて改めてこちらを見てつぶやいた 菊池。


「ど、どうも....」


コソッ「なになに、雪、そんな仲良しなの?」

コソッ「今年、同じクラスなだけだよ!」



あんま男子と話さない男嫌いの雪が....?!



「ギャハハハハハハハハ、はら、いってぇ....」

まだこの人笑ってるよ....

笑い方おかしい!!!



「....あ、明....」


コソッ「に、虹ちゃん知り合い!?あの笑い方おかしい人!」

コソッ「し、知り合いっていうか....同じクラスで。席近くて。」


「正岡さんじゃーんっハロー」

ビクッ

いきなり、近くに来たこの人。明....だっけ。?


バチッ

目が合う



「よろしくっ、俺 星崎明(ほしざき あきら)!名前のとーり明るいから☆」


ニコッ


「ど、どーも、よろしくっ、」


私、人見知りです。


笑顔というかオーラというかめっちゃキラキラしてます。



てか、みんな知り合いなの!?

私、たけ と 菊池しかしらない!!!


「豪〜、そんな無愛想な顔してんなよ!」

バシバシッ


彪、と呼ばれる人に背中をバシバシッとされてるクールな人。


「あ、コイツ 福井豪(ふくいごう)ね」


福井豪....?!

あ、なんか朝登校の時ここちゃんが....


『同じクラスに、福井くんっていうめっちゃ無愛想な子がいるの!』


って、言ってたような....



たけ&市原彪→雷と同じクラス

菊池→雪と同じクラス

星崎明→虹ちゃんと同じクラス

福井豪→ここちゃんと同じクラス


な、なにこれ!?

私、たけと菊池しか知らないいいいい!




「で、藤田道の話だっけ?」


「....そう、私達マネージャー部なんだけど。今日も来てないよね?

なんか、聞いてたりする?」


キリキリと雷が話す


「....あ〜、アイツ 一週間前くらいに倒れたらしい

広めるな って顧問が言ってたような


そっから部活来てな....「ほんと!?!?」い....。は、はい。」


たけが言う


そこで大きな声で雷がほんと!?と



タタタタタッ


雷は、8mくらい先のたけに走って


ガシッ
「お願い、たけ

詳しく教えて....!!」

たけの肩をつかんで。


「....っつ....///いいけど。」

わぁぁ、こいつ素直だなおい

めっちゃ真っ赤っか


ホッ
「ありがとう、たけ!」


「と、とにかくいくぞ高橋

藤田が倒れたところ、とか。ここだと拉致あかないし....」

え、え、え、?!


グイッ


「来て」


「わ、///....うん」


今度はたけが雷の手を掴んで。


「んじゃ、あとよろしく橘」

「ごめん、お願い!愛!」



やばい、たけやるねぇぇ♡

って、え?


「ちょっと!?私、無理っっ」



「....正岡虹と、糸乃雪は

菊池と明からいつも聞いてる話


二人とも、真面目って聞いたから藤田のことについてなら、

うちの顧問と話つけてきてくんない?」


市原彪が、言う

「い、いいですけど....」

虹ちゃんはちょっと引き気味



「....卓球部からも責任者出してください

私達2人でいっても、状況説明しづらいので。」

雪、かっこいい



「じゃあ、俺と豪で行くよ」

菊池が福井豪に 行くぞ と言って


「じゃあ、菊池と福井さん?お供よろしく」

「愛〜、行ってくるね!」


待った、待とう



「虹ちゃんっ!!わたしも....」

私が虹ちゃんの肩をつかもうとしたとき


ガシッ
「藤田の荷物まとめるの手伝ってよ」ニコッ



サァーーーッ


「は、は、はい。」


捕まってしまった。市原彪....

目つき怖すぎです。


「じゃあ、俺これから塾だから

よろしくっ、市原」


「おーっす任せとけ」



2人とか



マジで無理です



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