青春時代!


ドンッ


「あ....」


走って走って、走った私はまたぶつかった

同じ人に


「橘じゃん あれ、遥と一緒に居たんじゃ....」


そう、水無月龍


「う....っァ....うう....」

「お、おい....?!」

突然泣き出す私に、戸惑いまくりの龍


わかってる、けど



「....さいっあく!!!!ばかばか!!!頭から離れないよーーーーうわーん!!!」


大泣きしてしまった


「うわ、あれ水無月龍じゃない?女の子泣かしてるよ〜」

「カッコイイと思ってたのに〜」


隣を行き交う先輩たちが口々に話す


「....橘....泣きやめや」


「う....。」

顔に怒りマークをつけて笑う龍


「何があったかしんねーけど....。」


私の顔を見つめて


「泣きやめよ 顔ヤバイ」

「え゛」

バッ

急いで後ろを向いたけどすする鼻水の量はハンパない


「にのに助けてもらったときもそんな顔してたのかよ?

よく、これで嫌いになんねーよな にのも」


「....余計なお世話!!」



「遥は悪い奴じゃねーだろ?てか遥関連だろ?」

「....。」


「とにかく、ココは....俺が居たらにのに誤解されちまうから


高橋呼んでくるから」

「....うん」


「よし!行ってくる」



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