私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「まぁ、双子のお兄さんがいらっしゃるんですか?」

「はい。性格は…少々難ありですが、頭脳、スポーツ何でもこなすんですよ!」

「まぁ、素敵ですね」
話すと意外と物分かりが良く盛り上がった。

私も行くからと説得して会うだけでもと承諾を貰う。

よしよし。
後は、兄に引き合わせるだけ

「はぁっ?
女の子とお見合いだと?」
自宅で、その事を伝えてみた。

「うん。四十院沙羅ちゃんって言って凄い美少女なの。
絶対にお兄さんも気に入るはずだから」

「だからって…何で俺が?俺は、嫌だからな」
不服そうな表情をする兄。

「どうしてよ?
凄い美少女なのに…お兄ちゃんだって付き合うなら美人がいいんでしょ?」

「そりゃあ、そうだが…だからと言ってなんでお前は、俺にお見合いさせたいんだ?」

「それは…」
ちょっと言いにくい。

< 84 / 243 >

この作品をシェア

pagetop