嘘つきラビリンス
「意味分かんない」


ため息と共にそんな言葉を零して机の上に伏せてみる。


「またサボリか?」


これが課長の声なら背筋でも伸びるんだろうけど、若山君だから私はもう一度ため息を付くことが出来る。


「コーヒー奢ってよ」

「なんで俺が」

「さっき約束したでしょ?」

「お前が一方的にな」

「覚えてるなら奢って」


そう言うと若山君は「しゃーねーなー」とタバコを手にして歩き出したから、私も席を立つことにした。

若山君はタバコを吸う。

喫煙所は非常階段の踊り場にしか用意されてない。

そこに行く途中自販機に寄ってコーヒーをおごって貰った。

そして奢って貰った私は彼のタバコタイムにしばし付き合う。

こんな場所だから喫煙者であっても長居はしない。

だから今は若山君とふたりきりだ。
< 100 / 100 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

都合のいい男

総文字数/839

恋愛(ラブコメ)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:* 都合のいい男でいいよ。 浮気も許してあげる。 だって、君が好きだから *:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:*
悪徳商法

総文字数/938

恋愛(オフィスラブ)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「クーリングオフ効きませんから」 その甘い誘惑は、 「悪徳商法?」 『彼氏がいるのに後輩と・・・』 TABOO提出作品
サボりがちな恋

総文字数/879

恋愛(オフィスラブ)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「一緒に、サボる?」 「……うん」 サボるのは勿論、 マラソンだけ、 だよね? 『彼氏がいるのにマラソンで…』

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop