嘘つきラビリンス
「はぁ……」
気付けばため息をついてる。
こんなとき、出張だったらいいのに。
そう思っても今日は会議で、しかもあいつと嫌でも顔を合わせないといけない。
「最悪……」
その呟きはホームに入ってくる電車の音にかき消された。
電車を降りて人の流れに沿って改札をくぐる。
「よっ、三峰」
「わっ!」
肩を叩くのと同時にかけられる声に思わずビクッとなってしまった。
「どったの?」
「なんでも……」
声をかけてきたのは同期の若山晃(ワカヤマアキラ)。
営業らしくない長めの髪はいつだって課長の非難の的だ。
「あー、でも分かる分かる、今日の会議ビミョーだよなー。結局、高橋さんのひとり勝ちだもんなー」
「……」
あとはドングリの背比べ。そう言われても仕方のない結果だ。
だからブルーなわけじゃないけど。
気付けばため息をついてる。
こんなとき、出張だったらいいのに。
そう思っても今日は会議で、しかもあいつと嫌でも顔を合わせないといけない。
「最悪……」
その呟きはホームに入ってくる電車の音にかき消された。
電車を降りて人の流れに沿って改札をくぐる。
「よっ、三峰」
「わっ!」
肩を叩くのと同時にかけられる声に思わずビクッとなってしまった。
「どったの?」
「なんでも……」
声をかけてきたのは同期の若山晃(ワカヤマアキラ)。
営業らしくない長めの髪はいつだって課長の非難の的だ。
「あー、でも分かる分かる、今日の会議ビミョーだよなー。結局、高橋さんのひとり勝ちだもんなー」
「……」
あとはドングリの背比べ。そう言われても仕方のない結果だ。
だからブルーなわけじゃないけど。