Only
それから少し急ぎめに待ち合わせ場所に向かって。
着いたのは約束の10分前。
あー…何か緊張する…
1人深呼吸していると、通りの向こう側から同じ制服を着た、女子高生が歩いてきた。
…星野さんだ…
「飯尾さん、いきなり呼び出したのに来てくれて、ありがとう」
あたしの事に気付いた彼女は、近寄りながらそう言った。
「大丈夫…です」
同い年なのに、何か違うオーラがあるんだよな、この人…
思わず敬語を使ってしまう。
「中に入りましょ?」
「あ、うん」