Only

ぶっちゃけタイプだった。

大きな瞳、透き通るような白い肌、軽くウェーブがかかった長めの髪。

…心臓が急に暴れだす。

落ち着けよ…何ドキドキしてんだよ。


すると、その女子高生はいきなり、俺から顔を背け、

「優奈…っ、あたし、電車の時間ヤバイから歩きながら食べよ!」

とか言いながら店を出ていった。


…は?

今、俺のこと避けた?

確かに避けたよな。

…何で避けるんだよ。

意味分かんねー。

俺何かしたか??

軽くキレていると、隣に座ってた雄也が

「何キレてんだよ」って訊いてきた。


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