守ってやるから。

不安にさせるあの子


ある日学校の廊下で拓が女子と話してたのを見た。

しかも、笑顔で。

周りの人も拓の笑顔を見て驚いている様子。

それを見てすぐに分かった。

あの子は拓にとって大切な人。

私以上に大切な…

そう思うと涙が溢れそうになった。

急いでトイレにかけこんだ。

「なんで………」

考えれば考えるだけ涙が止まらない。

拓にとって私ってなんなんだろ…
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