あの日見た 夕日
「メイっ!」
あたしは 逃げるメイのシャツをもった
『なんやねん、離せや』
「なんで怒ってんの…?」
『うるさいねん 黙れや』
「あ…たしね ファーストキスだったの」
『っだからなんや…』
「普通 嫌なんじゃないかって思ったの
無理やりキスされること
でも 嫌じゃなくて…嬉しくて…」
あたし メイが好きなのかな
『キスごときで惚れられたら困るわ
簡単な女なんやな。
俺 お前の事好きちゃうわ』
いつもより すごく冷たい目…
なのに 悲しい目をしていた
「っごめんね?気にしないで」
やだな…恥ずかしいや
一人で帰ろうとした時
後ろから肩を掴まれた
『今から帰るんやんな??』
「真緒… 」
真緒『一緒に帰ろや。家近いよ?』
真緒の笑顔は優しくて好きだ
「帰ろっか… 」