あの日見た 夕日
さよなら 夜

ーメイー


木影に隠れて話を聞いてた。



抱きしめられて 嬉しそうな佑



龍樹を選ぶんやろか



俺やったら えぇけど



俺はお前 幸せに出来ひんやろし



良い判断や…思う…のに



お前の幸せそうな顔見たら



なんでやろか



泣けてくんねん



龍樹に抱きしめられて 恥ずかしがる



その顔見ただけで 泣きそうなる



お前の幸せを願いたい



俺はそっと目を閉じた。








?『明!明!起きて』




「ナリ…」




ナリ『こんな所で寝るなんて…』




「…なぁ」




ナリ『ん?』




「佑が龍樹を選んだらどうすん」




ナリ『どうするも…

どうもならんやろ??

だって、佑ちゃんが決めたことやし』




「あっそ。」




ナリ『明なら どうすんの』




「俺は興味ねぇ」




ナリ『そっか☆なら、僕狙うね』




「ナ、ナリ?」




ナリ『加減は しないからね』




くるっと周り 帰ってくナリ



めんどくせぇ事に…と思いながら



俺はケツを叩き 歩き出した


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