デスゲーム-ある殺人鬼からのPCメール-

«ババ抜き»

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何か、頬に冷たいものが当たるのを感じて目を覚ました。




「ここはどこ......?」
「...何なんだよ一体。」
「もう、服が汚れるじゃない!!」
「よくその靴で歩けますよね」
「うるさいわね弁護士見習い!!」
「事務所は僕のものですけどね」
「本当にうざったいわねあんた!!」
「......黙れ、うるさい。」
「「なんでそこでしゃべる?!」」

次々にメンバーが目を覚まし、顔を見合わす。
冷たいと感じたものはアスファルトの地面だった。


私の隣に転げていたのがリコだったので、叩いて起こした。

「リコさん、リコさん、起きてください。」
「......ん、ぁ....っん?!」
「起きましたか。」
「あ、ごめんねアヤちゃん、ありがとう。」
「ならいいです。」

チームと言えど、他人と仲良くするのは気が進まないのだ。
リコの返事を聞く代わりに、あたりを見渡した。

「何かの.....廃墟、という感じですね。」

キダの言う通りだった。

ここは、逃げ場等を与えないような広い廃墟だった。
特に目立った物は多くなく、強いて言えば目の前の大きな黒ずんだ紅い扉だ。








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