裏ヤン先生に愛されます


それから気分はよくなり、前向きにもなった。

そして、センセーと採点をした後皆で海に行くことに。

センセーの変装に、奏平と類だけ気づいた。

残念なことに、優衣は気づかない。

あたしの彼氏がセンセーってことも完璧忘れている。

優衣の言っていた、他クラスの彼氏がやってきた。

それは気弱な感じの人だった。

「あの…、僕「虎安 実大-コアン ミダイ-」って言います」

シャイみたいで、優衣の後ろに隠れた。

それを見た真希がため息をついた。

「何や…、リア充ばっかやないか」

「そうやで!!」

関西弁同士、案外気が合ってる…。

センセーはあたしの腕を掴んだ。

そんで、小声で呟いた。

「…俺、声と性格変えるから。ばれないようにな」

「まさか…不良に…?」

センセーが悪巧みの笑みを見せた。

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