裏ヤン先生に愛されます


センセー達の祝辞が続く中、優衣と再会。

大学は別々に決まったけど、時々は会おうと約束。

卒業まで、まだ4ヶ月はある。

「虎安クンはどう?」

「えへへ、順調」

相変わらず、喧嘩は絶えない2人だけど仲良しみたい。

それに今となっては、ラブラブカップル。

ふと壇上を見ると、センセーがマイクを持っていた。

「なぁ、あいら。お前は幸せだったか?俺と付き合って」

会場中はざわめくだろう。

お互い、許嫁という人がいながら付き合ったのだから。

あたしは大声で、返事をした。

「とても幸せでした!」

そういうと、センセーは微笑んでくれた。

麻綾さんもマイクを奪い取って。

「あいらー!!うちとも仲良くしてねー!」

手をぶんぶんと振ってくれて、とても嬉しかった。

こんな形で祝福されて、本当に幸せでよかったと思う。

「麻綾が嫌になったら、お前のとこ行ってやるよ」

< 205 / 212 >

この作品をシェア

pagetop