恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。

新しい出会いへ


感謝の気持ちを込めて伝えると少し驚きもしたが

「おう、親友として当然だろ」
そう笑顔で返してくれた。

「あぁ…」
俺は、太一が親友で心の底から良かったと思う。

あいつは、本気で俺の事を心配してずっとそばに居てくれた。だから、道を外さずに済んだのかも知れない。

「でもさ~お前…もう彼女とか作らないのか?誤魔化すためとかじゃ無く本気で好きになれるような相手」

「……もうしばらく恋愛は、懲り懲りかな」
正直怖いのかも知れない。

彼女以上に好きになれる相手が現れるとは、まだ想えなかったし
もし想えてもまた傷つくのが怖い。

自分は、恋愛に向いて無いのかも知れない。

「まぁ…ゆっくり探せよ。まだ先が長いんだからさ」

「…そうだな」

笑顔でそう答えるが、気持ちは沈む。

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