ご懐妊!!2~俺様上司は育メン愛妻家になりました~
私、ひとりで焦って、また空回りしてたよ。
ゼンさんはこんなに優しいのに。

私は彼の胸にぐりぐりと顔を押し付け、深呼吸をする。
ゼンさんの匂い、……安心する。

私は照れ隠しに唸った。


「うう、ホントよくできた旦那様ですなァ……」


「当たり前だ。仕事も家庭もベストを尽くすぞ、俺は」


私たちはみなみが目覚めるまでの10分ほど、そうして抱き合い、穏やかな時間を過ごした。

身体を無理矢理繋がなくても、夫婦の愛は確認できる。
そんな当然のことにじんときた。






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