僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
「あっ容子先生、もう来てるじ
ゃん」

紺色のワンボックスカーが見え
たので、僕は急いで駆け寄った


「早く乗りなさい」と容子先生
にせかされて。

僕は、辺りをちょっと見回した


誰もいないよな。

確認はしなきゃね。

それから素早く助手席の扉を開
けて、乗り込んだ。

至近距離、30cm。

「ああ、嬉しいな。これで容子
先生の車に乗るの、2度目だし
」僕は思わず、言っちゃうと。

「そう?」うふふと意味ありげ


容子先生も周りを見てから、
「さて行きましょうか」と車を
発車させた。


それから、市内の県道を車を暫
く走らせて。

途中で、まず最初に着いた所は
、マックのドライブスルーだ。

容子先生は、咄嗟に右折して、
「ここでいい?」と言いながら
、マックの敷地に車を入れた。

マイクに向って、ビッグマック
とチーズバーガーと飲み物。

それから定番のミルクティ味の
アイスにソフトクリームを一つ
ずつ。

「奢って下さるんですか?
気前いいじゃ…ないですか」

と緊張気味の僕が、敬語を
使ってみると。

だって、ホント、学校じゃ、
みんなの前で、ドSなのに。

2人になると、甘エロだし。

と思ったら、頭を叩かれて。

「どういたしまして」だなんて
、やっぱs気味。

まぁ年上も悪くないもんだけど
、バシッはないよ。

それでも、車の中でアイスクリ
ームを食べながら、2人で
甘い時間。

そのまま、県道をひた走る僕達


「It is a nice day, isn`t
it?じゃない?」なんて、英語
で言いながら、運転されたって


わっかんないなぁ、僕。

「いい天気よねって、事」

「あ、そっか」

だんだんと街並みから店舗やビ
ルが消え、民家が遠く見える畑
が見えてきて、窓の外の景色が
飛ぶように流れてゆく。

都心に向うのとは、逆方向みた
いだ。

30分程走っていくと。

容子先生は、急にハンドルを左
に切って、車を急旋回させた。


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