不器用な彼の愛し方《番外編完結》


「は?....え、ちょっと。美優花ノリわる〜」

引きつった笑顔の百合。


やってしまった、と思った。



「あはは、だよね。ごめん」


咄嗟にごまかして謝ると

「別にいいよ」

そう苦笑いして言った百合。


やっぱり私は弱い。

また一人になるのが嫌で、孤独が嫌で、皆のご機嫌取りをしてる。



でも、ふと思ったりする。


.....こんな取り繕った生活して何になるんだろうって。

< 129 / 400 >

この作品をシェア

pagetop