あなたと一緒にいれる時間と…
いつものように過ぎていった時間
「ねぇ、バカでしょ?」
「急になんだよ~知ってただろ?」
来斗(ライト)は笑い出した。
それにつられて私も笑う。

でも、それはいつものこと今日は違う、だって…

「来斗!どうしたらこんな点数をとれるの!!」
来斗はいつもと違う私に少し驚きをみせたがまた、笑う。その顔は来斗の小さな時と同じくらい可愛かった。

今日は来斗が228位中227位という最悪な点数を出した。それも228位の人は学校を休みっぱなしで今日久しぶりに学校ヘ来た子だ。
そして、来斗に「勉強を教えてほしい」と言われたから私の部屋へ招いたもののこのざまだ。

来斗は幼稚園の時からの幼なじみで高校生まで全て学校が同じだった。

「なぁー心結先生ここ教えてぇ~」
「ハイハイ…」

心結(みゆう)とは私の名前だ。

そして、今日もいつものように時間は過ぎていった…。
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