黒色感情。
ひとまず自分の部屋に入った私は、課題をやろうとスクールバックの中身をかき回して探した。



が、どこにも私が目的としている参考書や課題が出てこない。



ぁあ…そういえば…。

クラスの子に貸したまんま返してもらってなかったんだっけ…。

だいぶ前から貸してるのに、まだ返してもらってなぃ…。

頭をかきむしってうなだれる私。





惨めだなぁ。


無力だなぁ。


情けないなぁ。



ナンデ…私ダケ…?


…ナンデナンデナンデナンデ?

コンナニ…頑張ッテルノニ…。



疑問だけの世界が私を踏みにじる。




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