サッカー王子と同居中!
「でも相ケ瀬くんは何にも言ってくれないじゃん」
「………」
「ほらー!」
「言ったら軽くなるから言わない。
嫌いになったら嫌いって言うからそれでいいだろ?」
相ケ瀬くんは一瞬こっちを向いてフっと笑った。
このままだとそのまま家帰るけど?と暢気に言っている。
もういいもん。言ってくれないなら、言ってくれないで。
高望みした自分がバカだった。
次、あやに会うときに愚痴っちゃうもんね!
あたしはその後拗ねて、相ケ瀬くんの背中を追いながら曲がるときに「右」「左」しか言わなかった。