サッカー王子と同居中!



あたしはコクンと大きく頷いた。



「分かったよ。ひかるちゃんがそう言うなら聞かなかったことにする」



「俺も。相ケ瀬、あと2週間あれば完治するんだろ?



スタメンがさっきので決まったとしても、俺たちから先生に相ケ瀬をスタメンに考えてもらうよう頼んでみるから。



だから気に病むなよ」



「……ありがとうございます」



一ノ瀬先輩はそれからリフティングできるようになったし、今度一緒にリフティングパスしようなって言ってくれた。



良かった。黙っててもらえる。



これ以上、もうこの部活に支障を自分のせいで作りたくない。



辛くても、やっぱり最後までマネージャーをやり通したいから。







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