狐石の唄
はじまり
1 朝だ。光がカーテンの隙間から入ってきて部屋全体を照らす。だが、今は9月中旬。毛布をめくりあげたときは「寒い」という印象を得た。

中学生三年の学校生活は、平凡で、毎回同じことを繰り返す学校へ行き、勉強、勉強の日々。中1の時からずっと思ってきた中3の忙しさは思った以上で、疲れるほどだった。

私には親友がいる。
塾で知り合った、波中の女子「菅野 美唯奈」…。
彼女はとても明るく、前向きで家は葬式関係の仕事を家族でやっている。
色々と複雑らしく、美唯奈的にも精神的にやられてしまった面もあるらしい。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop