臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
 駅に着いた時、別れ際に有馬が再び三人に話し出した。

「今日はよぅ、欠点を指摘されて嬉しかったんだよ。ちゃんと、俺の事を見てくれてるって思ってさ。まぁ、俺だけの欠点じゃなかったんだけどな。……日曜日の話になっけど、もし急に行けるようになったらいつでも来いよ。アイツらもお前らの事は気に入ってるみたいだからな」

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