*続*先生、甘い診察してください




「翔太くん!!実は大事なお話があります!!」

「えぇっ!!」



何?

その嫌そうな顔は。






「僕ら、同居していい?」



隣にいるあやちゃんを自分の方に抱き寄せた。





「は?」

「一緒に住んでいいよね?お兄様」

「お兄様言うな。ってか、誰がそんな事決めたんだ?」

「僕だよ~」

「……却下」




予想してた答えがあっさり返ってきた。






「あやはまだ高校生なんだから。同居はダメ。籍入れてるだけで十分でしょ?」



頭固いな~。


不満気に唇を尖らせてみたら「怒ってもダメ」と言われた。




< 275 / 463 >

この作品をシェア

pagetop