*続*先生、甘い診察してください
「そういや痛む歯とかない?昨日、検診するつもりだったのに」
「大丈夫でーす」
智也さんは「そっか~」と緩く呟いた後、私に思い切りもたれかかってきた。
重心、全部私にかけてない?
「あ、あの……」
「少し寝させて。安心したら眠くなってきたぁ」
「……いいですけど」
まぁ、智也さんかなり華奢で軽いからいいか。
少ししてスヤスヤと智也さんは夢の世界へ。
可愛くて愛くるしい寝顔につられて、私もいつしか眠っていた。