湖都子のポエム2
埋まらない壁
世界が輝いて見えた
毎日が生き生きして
キラキラ煌めく

少しずつ愛が深まって
気づかなかったことが見えてくる
このまま…
あなたと一緒にいていいの?

愛されてると思って
甘えていた
何をどうしたって
埋まらない壁
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春人の大学の友達のbirthdayparty
東京のホテルでやるんだって
誘われて、春人と一緒に行く

愛里が友達の誕生日のお祝いをするのとは、全然違う…場違いを痛感する
立食partyだったので、ハルが料理を取りに行ってくれた…優しい

ハルの大学の友達…かな?
友達「ハルとつきあってるの?」
愛里「あ…はい」
友達「ふーん、釣り合うと思ってるの?ハルのお父さんは会社経営してるけど、あなたのお父さんは何をしてるの?」
愛里「父は…いません」
友達「あら、ごめんなさい。お母さんは?」
愛里「音楽教室を…」
友達「それで釣り合うと…おもってるの?」

何も言えない…

春人が戻ってきた
持ってきた料理を一緒に食べたけど
早く帰りたかった

色んな友達と話してる春人
そっと…抜け出す愛里

ふー…ため息がこぼれ
春人の携帯に「先に帰るね」と、メールをして
1人で帰る愛里

2人の間に見えない壁を感じて
キラキラ煌めいていた世界が
くすんで見えた
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