湖都子のポエム2

この瞬間、恋に落ちる


彼女は…
俺にニッコリ微笑みかける

窓から明るい陽射しが差し込んでくる

光の中に立つ彼女
思わず見とれてしまう

俺の胸が
ふいに甘く痛んだ

俺はこの瞬間
恋に落ちる
----------------------------------------------
今日も朝、愛里に起こされる
「おはよー、アラン」
愛里の声の甘さが、なぜだか、心にさざ波を立てる。名前を呼ばれただけなのに…

朝ご飯を食べに行くと「今日は、一緒に食事してくれるんだね。」微笑みながら言われる
愛里のささやき、今まで感じたことのない甘い気持ちになる…

「うれしいかも」
最初に会った日あの日と同じだ。俺は鼓動が速くなるのを感じながら思う
…どうしても、愛里から目をそらせない
…どうしてだろう?まるで愛里を好きみたいな
…どうして?見つめ返してくるんだよ

俺はこの瞬間、恋に落ちる


< 209 / 307 >

この作品をシェア

pagetop