湖都子のポエム2

不安


目が覚めると
キミがいない
全て夢だった…のか?
不安になる

俺を呼ぶ声に安心した
もっと呼んで
キミに呼ばれると安心する

約束してくれ
もう離れない…と
ずっと俺だけを見ている…と
一番特別な存在…だって
もう俺を1人にしない…と

今から教えてやる
俺をこんなに不安にさせて
覚悟しろよ

お前は俺のもんなんだよ
もう離さないから
お前の気持ちが
俺だけに向くように
大事にするよ
______________________________________________
朝目覚めると、隣で寝ていたはずの愛里がいなかった
どこを探してもいない
夢だった…のか?不安になる

ドアがあいて、愛里が帰ってきた
「ハルくん…どうしたの?」
「どこか行ってたの?…」
「何にもなかったから、コンビニに行ってきたんだけど」
家でご飯なんて食べてなかったから…
「買い物行くなら、起こしてくれたらよかったのに」
不安になるから、おいていかないで…
「ちょっとだけだし_」
「牛乳も買ってる、重かっただろ」
「これくらい大丈夫だよ」
「赤ちゃんだっているんだから、ダメでしょ_
と言いながらも、愛里と離れたくないだけなんだけど
「今からご飯の支度するから、待っててね」
「手伝うよ」ニコッと
離れたくないだけなんだけど…ね
「いいの?ありがとう」微笑んだ
かわいい

これから、2人の生活が始まるんだ
夢じゃないんだ
幻じゃないんだ…って確認するように、ギュッと抱きしめた

今日は、土曜日だから、ずっと2人でいられる
愛里とずっと一緒にいられるなんて、幸せだよ
「愛里、今日の予定は?」
「ハルくんのおうちに昨日行けなかったから、2人で行かない?」
「連絡してみるよ」
2人で行くと、2人とも、喜んでくれた

これが家族団欒…
そう思えるような、優しい時間が流れる
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