姫は冷血王子の所有物


つまんないわねー。っと夏実がボヤいているけど無視無視。










こういう時は話したら負けなのだ。










長い付き合いだから、私だって夏実のことはよくわかっている。










「それにしても、部長も雰囲気穏やかになったわよねー。」










「はっ!?どこが??」










驚いて、思わずまた作業を中断する。










「だって、ほら。あんなに怖い雰囲気バリバリ出してたのに、笑うこととか多くなったじゃない?」


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