悲愛日記






まぁ何の耐性だって自分でも思ったけど。





でもなんかこういうのって認められているっていうか、仲間っていうか、友達って感じがしていいかもしれない。








同じ中学校出身の子が最近中学校よりも高校に期待してみようかなって言い出したし、私も好調だし。








やっぱり高校は楽しい。







……勉強はちんぷんかんぷんだけど…。









でもたまに葉月くんが教えてくれるからなんとか授業についていける。








もう葉月くんのことが大好きになってしまった。








何度も何度も勉強会開いてくれて、そのたびにちょっと厳しいけど優しく教えてくれて…。







まぁ私からすれば相当幸せな時間だけど、葉月くんからすればめんどくさい時間かもしれない。








でも勉強もできるようになって、葉月くんと一緒にいられるなんて一石二鳥だ。








嬉しすぎる。













杏奈に未だ抱きしめられていると、ふと感じた視線。








その方向を向いてみると……。









誰もこっちを向いていんかったけど、葉月くんの後ろ姿が見えた。








その姿にドキッとする。







でも葉月くんが振り返りそうになったので、私は慌てて視線を杏奈の腕に移した。









今日も、葉月くんに恋してます。










< 23 / 132 >

この作品をシェア

pagetop