指切り
幼い記憶★+゚
『………愛ちゃんっ!!僕のお嫁さんになってーねっ!!』
『わたしー…蓮桜君のお嫁さんになるー』
『ゆーびきりげんまんっ嘘ついたら針千本のーますっ。ゆーびきったっ』
どこか優しく…どこか温かい…
そんな懐かしい夢を見ていた…。
「起きなさーい!!!!何時だと思ってんの!!!!」
勢いよく叩かれたわたし…
「いったあ…お母さん!!さい
てー…もっと起こし方ってい
うのがあるでしょ??……って
七時半ッ!?起こすの遅いしー
!!」
「私はちゃんと起こしました
。麗愛が起きなかったのよ」
ってかこんな言い合いしてる
時間は無かった!!
「いってきー」
私は一人で喋ってるお母さん
をほっといて慌てて家を飛び
出した。
すると…バッタリ…幼馴染み
の蓮桜と会っちゃった…
物心ついた頃から一緒にいた
から…幼馴染みにあたる。
昔は兄弟かもって思う位一緒
にいたし、何でもわかってる
つもりだった。
でも小学生位になってから蓮
桜は態度が変わった。
冷たくなっちゃった。
私の一個下の蓮桜。
ってかまともに自分の自己紹
介してないや…
私は榊原麗愛。高校弐年。
M高には頑張ってはいったんだよ。