乱華Ⅱ

tenth





side.タク〜


「つーわけで今から来月に行く修学旅行の班決めするから〜お前ら適当に6〜8人のグループに分れろ〜で決まったらコレに名前書いとけ」



新学期が始まって約1週間。
教室に入るなりそれだけを言って手に持っていた紙をぴらぴらと振り、黒板に貼り付ける。
そしてそのまま空いている机に突っ伏して堂々と寝ようとしているのは、担任の宮地。




本当に教師とは思えないくらい適当だな。
乱華のOBが聞いて呆れるぜ。



全くわかんねぇんだけど。
何がつーわけなんだよ。接続詞の前の言葉何もなかったけど?
俺と同じように理解に苦しむ奴が数人は?みたいな顔をしていた。



司は今日は倉庫番だ。
颯人に至っては昨日のあのクソウゼェパーティーに出たせいか、俺のマンションでぐーすか寝てた。



結局はあんなパーティーに出席した所で心に繋がる情報を得ることは出来てはいない。


陽炎に繋がる族もまた然り。
上手いこと隠れてんのか、なかなか尻尾を掴ませねぇ。


ま、何箇所か潰したお陰で陽炎は今機能してねーのかなんなのか、動きがないみたいだから、そのせいかもだが。
…次に奴らが動く時、陽炎に繋がってんならそいつらも何かしら行動を起こす可能性が高い。




颯人の席に座っていた俺は隣にいる心へとチラリと視線を向けた。

頬杖ついて机に突っ伏した宮地をなんとも言えない表情で見やる心。



修学旅行なんてめんどくせぇみたいな顔した心は、明らかに不機嫌そうだ。






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