Ray





頑張れ、2人とも!


私が心の中でそう思っていると瑛ちゃんが私の肩を叩いた。


「 ここ 」


「 ん? 」


「 旅行、行けるといいな 」


瑛ちゃんはさわやかな笑顔でそう言った。


そんな瑛ちゃんを見て私は少しホッとした。


スパルタ瑛ちゃんは強かったからね……いつもの爽やかな瑛ちゃんのほうが好き!


「 うん! きっと2人なら受かるよ! 」


「 だな! 俺らが教えたんだもんな! 」


私と瑛ちゃんは顔を見合わせてグッと親指を立てた。




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