Ray






「 誰が私を助けてくれたの? 」


私は瑛ちゃんを見つめて呟いた。


ドクンドクンと心臓がなる。


朦朧とした意識の中、私を優しく抱きしめてくれたのは瑛ちゃんだよね?


瑛ちゃんが私の名前を呼んで一生懸命私のところへ泳いできたのもかすかに覚えてる。


「 ……俺だよ 」


瑛ちゃんは小さくつぶやきながら私を優しく見つめた。




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