Ray





いつもおちゃらけてるのにやる時はやる男だね、立花くん。



「 あーあ、金沢じゃなくて芽依ちゃんだったら良かったのに 」


立花くんはそう言いながら芽依をチラッと見た。


すると芽依は少し頬を赤くしてポカッと立花くんの肩を殴った。


「 そんなこと言わないで頑張りなさい! 」


「 ……がんばるけどさぁ……。なんかいい出し物の提案ない? 」


「 出し物ねぇ…… 」


私たち4人は一緒にうーん……と呻く。





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