Ray





すると唇に違和感を覚えた。


これって……キスされてる!?


唇が離れたと同時に葵くんに抱きしめられた。


「 ……また、心菜と付き合えるなんて幸せすぎ 」


そんな葵くんの優しい声に私は泣きそうになった。


「 ……私も、幸せだよ 」


だって、葵くんが私のことを好きなんてありえないと思ったから。


今、この状況すらも夢だと感じてしまう。




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