私立モヤシ学園
「あっ、もしもし…警察ですか?モヤシ学園に怪しい人が居るんですけど…」


なぬ!?

ホントに通報しちゃってるよ!!


「ちょっと!!通報したらダメだよ!」


小声で、必死に前の女子に向かって訴えた。


「…怪しい人やっぱり居ません」


そう最後に告げると、携帯を耳から離して鞄に戻した


そして……


ゆっくり後ろを振り向き俺を見て、


「嘘やって!冗談やって」


そう言い、ニコっと笑ってまた前を向き直した

たちの悪い冗談だ…若干、寿命が縮んだように思えるのは気のせいだろうか。
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